8月のメモワール (1995)
ベトナム戦争から帰還してきたスティーヴン(ケヴィン・コスナー)だったが家は取り壊されて職はなく、貧困を極める。子供たちのリディア(レキシー・ランドール)とステュ(イライジャ・ウッド)はそれでも森の中にツリーハウスを作って楽しく過ごしているのだったが、友人たちとのトラブルが絶えずに…
そのものズバリの「戦争」というタイトルながら、戦闘シーンはほとんどなし。しかし主人公の戦争後遺症は痛々しく、家族たちどころかその帰還した村にも陰鬱なものをもたらしている。
ケヴィン・コスナー絶好調の時代だけに、彼の演じる父親像が秀逸で心に残る。ツリーハウスでのわんぱく戦争に端を発しての、水タンクでのクライマックスなどなど、地味なドラマに思えてかなり涙腺を直撃するこの造りは実に心憎い。イライジャ・ウッドも良かったけど、敵対するガキ大将とか、姉のレキシー・ランドールとか、少年少女が実にリアルで心に残る。今更ながらみ見たわけだが、隠れた名作ではないかと思われる。
THE WAR
ジョン・アヴネット監督。1995年アメリカ映画。








前作で田舎の別荘で美しい夏を過ごした少年マルセル(ジュリアン・シアマーカ)、父ジョゼフ(フィリップ・コーベール)、母オーギュスティーヌ(ナタリー・ルーセル)、弟ポール(ビクトリアン・デラメア)だったが、町に帰ってからもあの丘のことが忘れられず、クリスマスに別荘へ行き親友リリ(ジュリ・モリナス)とも再会する。母の機転で、別荘の近くに仕事を得た父のために週末だけの別荘通いがはじまったのだが、それには私有地である3つの城を超えなければならなかったのだったが…


小学校教師の父ジョゼフ(フィリップ・コーベール)と母オーギュスティーヌ(ナタリー・ルーセル)の間にマルセル(ジュリアン・シアマーカ)は生まれる。やがて弟ポール(ヴィクトリアン・デラメア)や妹が生まれ、さらに同居していたローズおばさん(テレーズ・リオタール)は公園で知り合ったジュール(ディディエ・パン)と結婚して、ある夏にふた家族で田舎の別荘で過ごすことになったのだったが…



