NINE (2009)
イタリア・チネチッタの映画監督のグイド(ダニエル・デイ・ルイス)は新作「イタリア」を準備中。しかし脚本はできあがらず、逃げ込んだホテルへは妻ルイザ(マリオン・コティヤール)と愛人のカルラ(ペネロペ・クルス)がやって来る。さらに彼の妄想は広がり、母親(ソフィア・ローレン)との思い出や幼い日にあこがれた女性サラギーナ(ファーギー)、主演女優のクラウディア(ニコール・キッドマン)、ヴォーグの記者ステファニー(ケイト・ハドソン)、衣装デザイナーのリリー(ジュディ・デンチ)たちへの想いがぐるぐると回るのだったが…
フェリーニの作品から「8 1/2」「アマルコルド」「女たちの都」あたりをごった煮にしてリメイクしたような映画…と思いながら見たんだけど、ミュージカル版の「8 1/2」をさらに映画化した作品らしい。なるほどなるほど。しかし最初に8 1/2を見た時のような、わけわからないけどカリスマが感じられるような雰囲気は皆無。わけわかんない部分だけがリメイクされちまった感じ。
さらに言うと、スランプに陥った映画監督に映画としてのおもしろみがまったく感じられないのだ。この映画をどう見たらいいのだろうか。豪華な女優陣の歌と踊り? それでは何とも空っぽだ。
妖艶なペネロペ・クルスやファーギー、清楚なマリオン・コティヤールと女優陣には見るべきものが多い。しかしラストからすると、ジュディ・デンチが最後に勝利というのは、なかなか深いぞ。
NINE
ロブ・マーシャル監督。2009年アメリカ映画。

