THE WAVE ウェイヴ (2008)
ドイツの高校で、教師のライナー(ユルゲン・フォーゲル)は独裁制を教える特別ゼミを担当する。集まった生徒たちで、実際に「ウェイヴ」という名前の組織を作り制服やマークなどを用意して団結をシミュレートしようとするのだが、一部の生徒が過剰な反応を起こして、やがてグループが町中でトラブルを起こし…
モートン・ルーの原作を映画化。実話を元にしているらしく、グループが次第に暴走していく背景を、リアルなタッチで淡々と描く。映画の話としては単調なんだけど、実話というのが重たく、全体主義がいかにして起こるのかを順を追って説得力と共に見ることができる。こういうのって、家族でも宗教でも会社でも、グループと名がつくものだったらどこでも起こりそうな気がいたします。
ドイツの高校って、こういった「独裁主義」「資本主義」といった社会制度別のゼミが行われているんだってのがひとつの驚き。インターネットが途中からからんでくるのも今風です。ネットが恐ろしいのは、こういった暴走中の組織ともカンタンにコンタクトがとれることではないでしょうか。
DIE WELLE
デニス・ガンゼル監督。2008年ドイツ映画。

