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2016年5月

2016年5月30日 (月)

一枚のハガキ (2010)

一枚のハガキ 太平洋戦争末期の日本。招集された中年兵100人は、掃除の任務を終えてから戦地へ向かう90名とさらに掃除を行う10名が上官の引くくじで決められる。戦地へ行くことになった森川定造(六平直政)は、残ることになった松山啓太(豊川悦司)にもし自分が死んだら、残った妻友子(大竹しのぶ)にハガキを確かに受け取ったと伝えてほしいと言い残す。定造が戦死し、残った友子は定造の弟の三平(大地泰仁)と再婚することとなるのだったが…

 新藤兼人監督のなんと98歳の作品で、しかも遺作。戦時中を舞台に、豊川悦司、大竹しのぶ、六平直政という3大名優が醸し出す雰囲気が秀逸で、何か邦画の良いところをぐっと絞り出したかのような良作に思えた。戦時中の農村の貧乏な雰囲気と、空気がびしびしと伝わって来るようで、これは今残しておかないともう2度と見ることができない戦争経験者の戦争映画に思える。

 大竹しのぶと、その義理の両親役の柄本明と倍賞美津子が良い。特に大竹しのぶは、持ち味の絞り出すようなしゃべり方と、「裸の島」を思わせるキャラクターが妙に魅力的であった。

新藤兼人監督。2010年日本映画。

2016年5月28日 (土)

崖っぷちの男 (2011)

崖っぷちの男 ニック(サム・ワーシントン)はニューヨークのホテルの窓枠に立ち、自殺をほのめかす。あたりは大騒ぎになり、交渉人のリディア(エリザベス・バンクス)がやって来る。実はニックはダイヤを横領した罪で服役中で、背後には彼の弟ジョーイ(ジェイミー・ベル)とその恋人アンジー(ジェネシス・ロドリゲス)を巻き込んだある計画が実行中だった…

 高層ビルの外壁を舞台にした異例のサスペンス。確かにあの数十センチの張り出しに立つことを考えると、メニエールの気がある私としては想像しただけでくらくらっと来てしまうわけだけど、そこで繰り広げられるサスペンスは緊迫感が数倍に脳内変換されて見てしまった感があります。

 久しぶりにエド・ハリスを見たけど、かなりお歳を召されていた上にかなりベタな役でちょっと可愛そうな気がしたぞ。面白かったけど。心に傷を持った女性警官エリザベス・バンクスはいい役回り。立ち直りが早いところもハリウッド映画ではお約束か。サム・ワーシントンは大作映画の常連になりつつあるんだけど、こういう映画にも出てるんだなぁ。

MAN ON A LEDGE
アスガー・レス監督。2011年アメリカ映画。

2016年5月27日 (金)

ロックアウト (2012)

ロックアウト 2079年の近未来。元CIAのエージェントであるスノー(ガイ・ピアース)は凄腕ながら荒っぽい仕事で疎まれている。ところが宇宙空間に作られた刑務所MS-1で暴動が発生して、視察中だった大統領の娘エミリー(マギー・グレイス)も人質になってしまう。事態を収拾するため、スノーはMS-1に送り込まれるのだったが…

 リュック・ベッソンのプロデュースで贈るSFアクション映画。ダイ・ハードとニューヨーク1997を足してスターウォーズの空中戦をくっつけたような内容で雰囲気は悪くない。B級映画が好きなら楽しめるかも…という内容なんだけど、いかんせんベッソンがかかわったってことで期待度が大きくなる分だけ落胆も大きいかもしれないってところかも。

 主人公のスノーとエミリーの付かず離れずの関係が見所かな。しかしそれ以外は、これって本当にフランス映画って疑いたくなるような不思議な軽さを持った作品です。

LOCK OUT
スティーヴン・セイント・レジャー、ジェームズ・マザー監督。2012年フランス映画。

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