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2016年5月30日 (月)

一枚のハガキ (2010)

一枚のハガキ 太平洋戦争末期の日本。招集された中年兵100人は、掃除の任務を終えてから戦地へ向かう90名とさらに掃除を行う10名が上官の引くくじで決められる。戦地へ行くことになった森川定造(六平直政)は、残ることになった松山啓太(豊川悦司)にもし自分が死んだら、残った妻友子(大竹しのぶ)にハガキを確かに受け取ったと伝えてほしいと言い残す。定造が戦死し、残った友子は定造の弟の三平(大地泰仁)と再婚することとなるのだったが…

 新藤兼人監督のなんと98歳の作品で、しかも遺作。戦時中を舞台に、豊川悦司、大竹しのぶ、六平直政という3大名優が醸し出す雰囲気が秀逸で、何か邦画の良いところをぐっと絞り出したかのような良作に思えた。戦時中の農村の貧乏な雰囲気と、空気がびしびしと伝わって来るようで、これは今残しておかないともう2度と見ることができない戦争経験者の戦争映画に思える。

 大竹しのぶと、その義理の両親役の柄本明と倍賞美津子が良い。特に大竹しのぶは、持ち味の絞り出すようなしゃべり方と、「裸の島」を思わせるキャラクターが妙に魅力的であった。

新藤兼人監督。2010年日本映画。

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