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2021年1月 2日 (土)

YAMAHAの本格的なアナログプレーヤー「GT-5000」をご紹介!

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "ichinose" です。
前回に引き続き、YAMAHAの製品をピックアップ。今回は、本格的なアナログプレーヤー「GT-5000」をご紹介します。


YAMAHA「GT-2000」と言えば知る人ぞ知るプレーヤーで、今でもお使いの方は結構いると思います。買い換えたいと思っても現在のアナログ製品はハイエンドか普及品かの両極端でなかなか難しいですよね。

今回ご紹介する「GT-5000」はこだわりのハイエンドモデルで、もちろん価格は決して安くはないですが、かなり高いコストパフォーマンスを誇る製品なんです。


■ YAMAHA「GT-プレーヤー」の歴史

オリジナルの「GT-2000」樺化粧・黒色塗装 138,000円、「GT-2000L」ウォルナット板目化粧 158,000円、共に1982年の発売(38年前)。発売当初は374mm・5.8kgの大きなターンテーブルが話題となり、大人気を博しました。その後、グレイドアップオプションなども異例と言えるほど数多く発売されました。

  • 「アウターパワーサプライ YOP-1」グレイドアップ電源(¥32,000)
  • 「ディスクシート YDS-1」LP吸着ターンテーブルシート(¥60,000)
  • 「ディスクスタビライザー YDS-3」680g重量級スタビライザー(¥8,500)
  • 「トーンアーム YSA-1」ストレート型トーンアーム(¥40,000)
  • 「トーンアーム YSA-2限定生産品」ピュアストレートアーム(¥60,000)
  • 「ガンメタルターンテーブル YGT-1」砲金製ターンテーブル18kg(¥120,000)
  • 「アンカーブロック YAB-1」鋳鉄製ベース32kg(¥90,000)
  • 「ピンポイントブロック YPB-1」(4個1組、¥30,000)

  • フルオプションで武装した「GT-2000」は総額約50万円、総重量70kgに及ぶモンスタープレーヤーとなりました。


    GT-2000

    上位モデルとして1985年(35年前)に「GT-2000」の弱点だったシャフトとアームが強化された「GT-2000X」が発売されました。仕上げも美しく化粧されて、音質も外見もかなりグレイドアップして、価格は320,000円でした。

    1980年代はアナログ全盛の時代で「MICRO」や「Technics」などの銘機が数多く発売されたのが懐かしいです。かつての規模には遠く及ばないですが、アナログレコードの市場は少しずつ拡大しており、この数年アナログに復活の狼煙が上がっているんです。「MICRO」は「TechDAS」として、「Technics」ブランドのアナログも復活しています!


    ■ 話をYAMAHAに戻します

    「GT-5000」は結論から言うと素晴らしいプレーヤーで、良くぞここまでと嬉しくなる内容が盛り込まれていて、「GT-2000」「GT-2000X」を完全に凌駕したクオリティーを実現しています。良くぞこの時代にここまで出来たと関心してしまいます!!


    ■ キャビネットは寸法・重さ・素材とも「GT-2000」と事実上同じ

    これは、数々の検証の結果、もっとも理想に近い結果が得られたためだそうで、ディメンション、重量配分、素材特性が音質的に動かしがたい一点でバランスしており、かつて「GT-2000」を開発した先人が到達した「答えのひとつ」が継承されています。

    さらに、楽器やスピーカーなど、ヤマハが培った木材に対するノウハウを最大限生かしており、全て自社工場で削り、加工から仕上げまで行っています。




    ■ インシュレーターは「Wind Bell」社との共同開発《 三次元バネ構造 》を搭載

    大好評のWind Bell(特許機器)「スプリングコイル+特殊制振材+3次元特殊支持構造」によるフローティング方式のインシュレーターを採用しています。

    ハウリングマージンの確保はもとより、音質的に濁りの無い透明感、表現力あふれるサウンドを実現しています。

    仕上げは特注のヘアライン仕上げで、オリジナル「Wind Bell」の2倍の手間がかかる高級な仕上げを採用しています。




    ■ アームはシンプル&ストレートを極めた《 ピュアストレート・トーンアーム 》を採用

    少し前にフィデリクスより発売された話題の「0フォース」単品発売アームと同じ構造。0オフセットでカートリッジから一直線に配置され、インサイドフォースキャンセラーのないシンプルな構造のメリットを生かしています。

    素材は外側がテーパードカーボン、内側が銅メッキアルミパイプ、内部配線は新世代の銅導体「PC-Triple C」を採用。非常にストレートで剛性の高いサウンドを獲得しています。ヘッドシェルは通常の汎用製品が使用可能です。


    裏面の出力端子はRCAとXLRを装備していますが、実はアーム直出しが可能で、市販の5DINストレート型端子のケーブルでも接続できます。

    14gのヘッドシェルを含んだ状態で13.5~36gになるカートリッジの装着に対応! SPUも使用が可能です。




    ■ 「GT-2000」と最も違うのは、駆動方式が遂にベルトドライブに変更されている点

    ダイレクトドライブの弱点はシャフトの剛性とDD方式のモーターのコッキングによる音の揺れとサーボ電源による音の濁りでした。

    「GT-2000」はターンテーブルを指で下に押すとグラグラと揺れましたが「GT-5000」は微動だにしません。

    モーターは24極シンクロナスモーターで、内蔵のクオーツで生成された正確な正弦波で制御されており、高い精度と安定性を確保しています。

    ストロボセットが付属されていますが、ほとんど調整の必要が無いほど安定しています。

    ※注意:市販のストロボを使うと同期しませんので止まりませんよ~。

    プラッターは「GT-2000」の5.8kgに対し、直径143mm・質量 2.0kgの真鍮削り出しインナーターンテーブル、プラス直径350mm・質量5.2kgのアルミ削り出しメインターンテーブル 合計7.2kgのターンテーブルで固有共振点の異なる異種金属を重ね合わせることで、響きの美しさを犠牲にすることなく“鳴き”を抑え込んでいます。

    0.92t/cm²の巨大イナーシャと、超高精度、高剛性のシャフトとの組み合わせで、安定した回転を実現しています。




    ■ 抜群のコストパフォーマンス

    標準仕上げの樺化粧・黒色塗装「GT-5000B」の価格は600,000円(税別)。もちろん、簡単に手が出せる価格ではありませんが、現在アームの単品売り製品の価格が20万円が当たり前のご時勢で、これだけの物量と、様々な拘りと完成度を誇る製品であることを考えると、あえて抜群のコストパフォーマンスと言わせていただきたいと思います。

    発売1年前に価格も含めて製品発表してからも数々の改良が重ねられており、採算度外視の姿勢が貫かれて発売に至っているとの事です。

    ある意味、デジタルをも超越した《 超アナログ 》の最上級の世界を「GT-5000」は実現できます。グランドピアノと同じ工程で美しく仕上げられたピアノフィニッシュの「GT-5000-BP」が800,000円(税別)。


    ■ 今回はフェーズメーションのMCカートリッジ「PP-2000」を接続して試聴

    YAMAHAの5000シリーズ「GT-5000」「C-5000」「M-5000」「NS-3000」完全バランス伝送の組み合わせ。

    まずは女性ボーカルから試聴、美しく艶やかな女性ボーカルの音像が、広い音場の中にリアルに音楽性豊かに表現されて感動を覚えます。

    クラシックでは実に広いホール感の表現、ホールの隅々まで見通せるS/Nの良さ、透明感と情報量の多さには、これまた感動モノです。

    ジャズでは、演奏楽器を真近で聴いているように、立ち上がりがリアルでストレートな再現、そして伸び伸びとした自然な表現が素晴らしい。

    オンマイク、オフマイクの録音の違いや音場の広さや臨場感など、録音された意図を実によく表現してくれる、この格別の安定感は素晴らしく楽しい!

    カートリッジへの対応能力も高く、最近の超高級カートリッジもその性能を発揮してくれます(今回試聴に使ったのは「PP-2000」44万円)。汎用のヘッドシェルが使えるので、是非何種類かのカートリッジを所有する事で、再現できる音楽の幅が大きく広がり楽しめますのでお勧めです。


    ※近々「私のお勧めカートリッジたち」でご紹介する予定です。


    ■ オプションのダストカバーも只者ではありません。

    高品質アクリルの張り合わせでオール5mm厚の重量級で、もちろん途中で「バタン!」と落ちることもなく、お好きな場所でキープしてくれる特注のヒンジが装備されています。なんと、カバーをつけたままでも音質が悪くなることがほとんどないと言うスグレモノとなっています。


    (ichinose)


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      日本橋店 4F
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      (神戸 三宮)