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2021年7月23日 (金)

「エアパルス」のモンスター・デスクトップ・モニターの新製品「A100-BT5.0」をご紹介!

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "ichinose" です。

今回は、フィル・ジョーンズ氏が設計を手がけ、人気となっているAIRPULSE(エアパルス)のアクティブスピーカー「A80」、その設計思想を引き継ぎながら、サイズとクオリティーアップによりサウンドのグレイドアップを果たした上位モデル「A100 BT5.0」をご紹介いたします。


アンプを内蔵するアクティブスピーカーながらピュアオーディオ製品として高く評価されているエアパルス社の新製品は、前へ前へと音が飛び出し、健康的な鳴りっぷりの良さと、圧倒的なパフォーマンスが超気持ちいい~魅力的サウンドなんです。

筐体サイズが少し大きくなった2ウェイ・バスレフ型のスピーカーは、外形寸法はW160×H255×D283mm、質量は1本5.5kgとなり、デスクトップ設置にベストマッチの「A80」よりひと回りほど大きく、本格的なブックシェルフスピーカーとしても使えるスピーカーに進化しています。


■ フィル・ジョーンズ氏について

スピーカーエンジニアのフィル・ジョーンズ氏の名前を、一度でもお聞きになった事のあるオーディオファイルは多いと思います。氏は1954年にロンドンで生まれ、1980年コーナー・ホーン「CN-191」で有名な英国ヴァイタボックスにエンジニアとして参加。

その後、1987年にアコースティック・エナジー:Acoustic Energy(AE)を設立し、伝説の名スピーカー「AE-1」を開発。


・ 大ヒットを記録した「AE-1」



ツインウーファーの「AE-2」とともに一世を風靡しました。その「AE-1」は、ロンドンのアビーロード・スタジオにもニアフィールド・モニターとして導入されて話題となり、日本でも1990年前後に大ヒットを記録しました。「AE-1」は、それまでの小型スピーカーシステムの概念を変えてしまう程、業界に強いインパクトを与えた傑作スピーカーでした。

一躍有名になったフィル・ジョーンズ氏でしたが、AEとの契約の関係でイギリスでのスピーカー設計が不可能になった彼は、1990年アメリカに渡り、ボストンアコースティック(Boston Acoustics)のサウンドデザイナーに就任し、リンフィールド・シリーズと言うスピーカーを発表。

1994年メーカーから離れ、自身のブランドであるプラチナム・オーディオ(PLATINUM AUDIO)を起ち上げ、氏のそれまでの主張を具現化した「SOLO」を開発。


・ プラチナム・オーディオ「SOLO」



ウーファーに口径9cmのメタル製振動板を採用し、同心円状に3本のリブを加えて剛性を向上させ、小口径ながら26mmのストロークを確保し、サイズを超えた低域を実現していました。

その後、AAD(アメリカン・アコースティック・デヴェロップメント)のブランドでスピーカー開発しながら、2002年にフィル・ジョーンズ・ベース(PJB)を設立。

ベースプレーヤー用のハイファイ・アンプを開発するなど精力的な活動を経て、2004年プラチナム・オーディオ・システム・カンパニーに参加し、現在でもエンジニアとしてエアパルス・ブランドを牽引しています。

■ アコースティックエナジーについて

ACOUSTIC ENERGYのスピーカーに関しては、私個人的にもかなりの思い入れがあったスピーカーメーカーでした。当時、京都店のハイエンドオーディオ売り場で新製品として導入された「AE-1」のサウンドは、衝撃と言えるほどのインパクトと感動したのを思い出します。

9cmアルミ合金製の小型ウーファーに2.5cmアルミドームツイーターの2ウェイバスレフ型ブックシェルフで、コンパクトなサイズながら1本8kgとかなり重いスピーカーで、専用に用意されたスタンドも弩級で、柱の空洞に散弾大の鋼球を一杯に詰め込んだ超重量級設計、その後のスタンド設計に大きく影響を与えた製品です。

ただし、「AE-1」はかなりアンプの駆動力を必要とするスピーカーで、並みのプリメインアンプでは鳴らしきるのが難しかったスピーカーですが、ハイエンドのリファレンスシステムに組み込んだときの超リアルなサウンドは圧巻と言える素晴らしいものでした。それまで、コンパクトモンスターとして君臨していた「LS3/5a」の座を大いに揺るがす実力を誇っていました。

私的にAEで最も記憶に残っているのはなんと言っても1996年に発売された、スペシャルチューニングが施された「AE2 Signature」で、私のオーディオ歴の中でもベスト5に入る名機と言っても過言ではありません!

300Bシングルアンプ等で鳴らした時の、その美しいサウンドは今でも深く記憶に刻まれています。




■ モンスター・デスクトップ・モニター「AIRPULSE A-80」について

AIRPULSE第一弾は業界を驚かせたコンパクト・パワード・スピーカー「A-80」。W140×H255×D240mmと、ディスクトップに最適なコンパクトサイズのキャビネットに、11.5cmウーファーとリボンツイーターを搭載。

さらに、USB入力を備えたD/Aコンバーターと高品質マルチチャンネルアンプも内蔵しているので、PCにつなげるだけでカンタンに192kHz/24bitまでのハイレゾサウンドを楽しめます。

と書くと、数多あるUSB入力対応D/Aコンバーター搭載パワードスピーカーと大差ないように見えますが、奏でるサウンドがすこぶるよく、聴いた誰もが「さすがフィル・ジョーンズ氏の作品」と納得するもの。しかも、ペアで実勢価格7万7000円(税抜)で手に入るというから、人気が出ないわけがありません。

絶対性能の確保に必要なアプローチを惜しみなく注ぎ込み、誰もが驚いたモンスター・デスクトップ・モニター「A80」が生み出されました。




■ それでは本命の『 AIRPULSE A-100-BT5.0 』をご紹介します。

・ 強力なドライバー・ユニットの搭載で、ダイナミックな低音再生能力を実現!!

硬質アルマイト処理を施した12.7mmアルミニウム合金コーンを振動板にしたこのドライバー・ユニットこそA100 BT5.0最大のハイライトです。A80からは11.5cm→12.7cmと1.2cmしか変わリませんが、サウンド再現性が大幅にアップしています。

高磁束を提供するネオジウム・マグネットをエンジンとした強力な磁気回路がこのクラスでは例を見ない35mm径アルミ・ボイスコイルを駆動します。大型ボイスコイルは動作温度が低いためパワーロスが少なく、音楽をリアルに、そしてよりダイナミックに表現します。

ボイスコイルに巻かれた銅クラッド・アルミリボン線は、高い導電性で効率を高めパワー・ハンドリングを向上させ歪みを低減します。磁気回路までを覆うダイキャスト・マグネシウム合金フレームを採用し、ユニット全体の振動を抑えボイスコイルの放熱を促進しています。

もちろん、12.7cmと小径ユニットなので重低音は望めませんが、質感の高い低域の表現により不満を感じさせないのが、何とも音作りの上手さを感じさせます。





・ 高域を受け持つのは、A80と同様の軽量なアルミニウム・リボン・ダイアフラムを強力なネオジムマグネットで駆動させるリボンツイーター

ワイドレンジで高感度、優れた過渡応答と解像度、ハイスピードで透明感溢れるリボン・ツイーターならではの再現性を堪能できます。

振動板が超軽いため、素早い反応と透明度の高い再現だけでなく、ウーファーの振動板もアルミ合金で、音色の繋がりも良好なのはA80でも実証済みです。

振動板の前には、指向性をコントロールするショートホーンが取り付けられている。

綿密に計算されたホーン形状はリスナーに最適な高周波情報を生成し、反射による影響も最小に抑えています。





・ DIGITAL TO DIGITAL ハイレゾ音源のクオリティを顕わにするフルデジタル構成

A100 BT5.0の増幅段はTexas Instrument TAS5754 Class-Dアンプ2個で構成されています。このデバイスは、高入力サンプルレートのサポートと高出力PWMキャリア周波数を組み合わせた数少ないD級アンプの1つです。

XMOSで処理された最大192kHzの入力をサポートし、D/A変換なしで実行されるデジタル処理のメリットは高いS/Nと低歪みです。従来のClass-Dアンプ384kHzの2倍にあたる768kHz出力PMWキャリア周波数というスペックは、高感度リボン・ツイーターの駆動にも適してます。

それぞれのTAS5754 Class-Dアンプは、ウーファーとツイーター専用にマルチアンプのブリッジモードで接続されています。パワーアンプ出力は低域が40W×2、高域が10W×2と、必要にして十分なスペックを誇ります。

マルチアンプ駆動構成により音色はもちろんの事、マッチングの良い効率的なアンプとの組合せを実現できています。





・ 入力端子は右チャンネルスピーカー側に集約

2系統のアンバランス(RCA)アナログ入力のほか、光(TOS)とUSB(TYPE-B)入力端子を装備。USB入力は、最大でPCM 192kHz/24bitまでのフォーマットに対応しており、XMOS製チップセットを介して、デジタル領域のままClass D・パワーアンプ回路に送られます。

リアパネルにはボリュームノブのほか、設置環境や好みによって音調バランスを整えるのに便利な低域・高域用のトーンコントロールも装備。さらに、サブウーファー出力が設けているので、AVアンプなどを用意することなく、簡単に2.1chシステムが構築できます。

左チャンネル側スピーカーは、右チャンネル側と接続するDINコネクターがあるだけと、いたってシンプル。





・ Bluetoothは、高音質コーデック「aptX」に対応

BluetoothはQualcomm Bluetooth V5.0チップセットによる、高音質コーデックaptXに対応している。

このBluetooth5.0は、最近のスマホはもちろんのこと、その他の音声出力でもBluetoothトランスミッター(別売)を接続すれば、ワイヤレスで接続可能です。

従来のBluetooth SBCコーデックよりもはるかに優れたオーディオ再生品質を提供します。



・ 内部配線材にアメリカのハイエンドケーブルブランド「トランスペアレント」を採用

「トランスペアレント」内部配線材が使われていることを誇る銘鈑プレートが取り付けられています。その妥協のないオーディオ・マインドは、圧着端子を使わないハンダ直付けに表れています。





・ 充実している付属品

付属品:ワイヤレスリモコン、電源ケーブル、左右スピーカー接続ケーブル、USBケーブル、光ケーブル、RCAケーブル、ウレタン製アングルベース。これだけ充実していれば、別途ケーブルなどを買う必要がありません。テレビとスピーカー単体を付属の光デジタルケーブルで結ぶだけでテレビの音も高音質化できます。



机の上に設置する際の振動を吸収し、仰角をつけて聴きやすくするウレタン製アングルベースが付属しています。画像は、付属するウレタン製アンクルベースにA100 BT5.0を乗せた状態。


・ 妥協なくデザインされたエンクロージャー

エンクロージャーは厚さ18mmの高強度なMDF製で、その内部にはプロ仕様の波状吸音材が貼り込まれている。外装もハイグロス・フィニッシュが施され、高級感が増しています。

リスナーに向けて角度を変えることができるウレタン製アングルベースが付属するので、デスクトップなどのニアフィールドにも設置可能。

エンクロージャー背面には風切り音を最小限に抑えるためにデザインされた楕円形のバスレフ・ポートが備えられています。




■ 「A80」と「A100-BT5.0」の違いと、試聴レポート

「A80」も素晴らしいスピーカーですが、「A100」は更に深みのある音質を実現しています。健康的な鳴りっぷりの良さと、圧倒的なパフォーマンスが魅力の「A80」にプラスして、しなやかさや品位の高さを感じさせる大人のスピーカーに仕上がっています。

それにしてもこのコンパクトなサイズとお値打ち価格のスピーカーがここまで格調高い再現性を聴かせてくれるのには驚きです。特に低域の表現力アップは見事で、重低音は無理でも質感を伴った低域は不満を感じさせません。

リボンツイーターならではの透明感や解像度の高さは見事でハイスピード! 低域との絶妙なバランスで気持ちよく音楽を奏でてくれます。この音造りの上手さ、音楽再現の見事は、さすがフィル・ジョーンズ氏と納得のサウンドです。これは、明らかにアクティブ(アンプ内蔵)スピーカーならではのメリットを最大限引き出した設計のおかげで、ユニットとアンプの総合バランスで設計が進められた結果なのではないでしょうか!

スピーカーとアンプを別々に揃えた場合と較べて圧倒的にコストパフォーマンスが優れていると思われますし、更にUSB-DAC+Bluetoothレシーバも内蔵しているという驚異的な内容を誇ります。スピーカー単品として聴いても抜群のコストパフォーマンスと言える実力を聴かせてくれます。

プロフェッショナルユースでは既にアクティブスピーカーが主流となっているのは、システムをシンプルに構築できることのメリットが最大の理由ですが、フィル・ジョーンズ氏が設計したこのエアパルスのアクティブスピーカーは、ご家庭でシンプルかつ高品位なシステム構築ができるスピーカーとしてお勧めいたします。

付属品も充実しており、このスピーカーさえ買えばご家庭のPC、スマホ、TVなどの音源と簡単に接続できます。BOSEなどの一般的なアクティブスピーカーなどとは次元の違う本格的な音楽再現を是非体験していただきたいです。

今までヘッドホンをメインに音楽を楽しんでいた方にも、スピーカーならではのサウンドステージの立体感や前後左右の音場再現性を聴いていただくと新たな世界が発見できると思います。


■ こんな用途におすすめ

  • スマホのハイレゾ音源をワイヤレスで手軽に高音質再生したい、AptX対応のハイレゾ対応の内蔵Bluetoothレシーバー!
  • PCのハイレゾ音源をUSB接続でシンプルに高音質再生した、24bit192kHz対応のUSB入力、USBケーブル付属!
  • 光デジタル入力に接続してテレビの音をグレードアップしたい、光デジタルケーブル付属!
  • RCAアナログ入力端子x1系統装備、CDプレーヤーやカセットデッキはもちろん、フォノイコライザーを接続すればアナログLP再生も可能!
  • (ichinose)

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