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2021年1月17日 (日)

JAZZ名盤紹介:崩しの美学『セロニアス・モンク・トリオ』



これまで数多くのピアニストと呼ばれる方々の作品を聴いてきましたが、セロニアス・モンクほどの奇才はなかなかおりません。

独特の間の取り方と破壊力のある不協和音、ビ・バップ全盛期から活躍しながらも彼の音数は極めて少ない。
たくさんのアルバムを出してはいますが、だいたい曲は同じような感じ。
ピアノを弾きながら時折唄い出したり、踊り出したりもしていたそうですよ。

かのデューク・エリントンをリスペクトし、巨人バド・パウエルに影響を与えたとはいえ、セロニアス・モンクの世界感は独特過ぎて最初は違和感ばかりでした。

下手なのか上手いのか、それが最初に与えられたインパクトでした。
最初はミスっているようにしか聴こえないんですよ(笑)

“クセがすごい”ピアニストNo.1なのではないでしょうか。bleah

音楽はこうじゃないと、といった既成概念をいとも簡単にぶち壊してくれます。

でも彼は後世に残る名曲“ラウンド・ミッドナイト”を作曲しています。
もちろんちゃんと弾くこともできたそうです。
マイルス・デイビスと喧嘩しているかのような(マイルスは自叙伝で喧嘩ではなかったとは説明しています)セッションも有名で、ジャズ・シーンではたびたび名前が出てくるジャズ・ジャイアンツの一人です。

そんな彼のピアノも聴くに従って、次第に虜になり、やがて彼の不協和音が恋しくなり、定期的に聞きたくなっていきます。

ちゃんと弾けるのに敢えて崩すという“崩しの美学”というべきでしょうか。
人は基本的に自分を良く見せようとするものですが、彼の場合は違います。
一度ハマるとこの違和感を期待してまだかまだかとワクワクしている自分がいます。

彼の作品でお気に入りはたくさんありますが、まずこのアルバムが挙がります。

これは彼のアルバムの中でもまだ聞きやすい方なのでモンク初心者にはオススメです。
でもトリオながら中身が濃いので何度聴いても面白いアルバムです。

特に3曲目と4-7曲目で共演しているドラムのアート・ブレイキーとの相性が抜群です。

モンクは個性が強いせいか、合わせようとしないのか、相性の良い悪いがはっきりしています。

他にも本作には登場しませんが、サックスのソニー・ロリンズジョン・コルトレーンとも相性が良かったみたいです。

ともあれ、まずは軽めのピアノ・トリオで耳を慣らしてからそれらのアルバムにも手を伸ばしていただきたいところですね。

『セロニアス・モンク・トリオ』は、
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