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2021年3月14日 (日)

JAZZ名盤紹介:ビル・エヴァンス『フロム・レフト・トゥ・ライト』



ビル・エヴァンスといえばジャズ・ピアノの名手。
代表格といっても過言ではなく、今のジャズ・ピアノだけでなくジャズ・シーン全体に多大なる影響を与えた一人です。

亡くなって40年が過ぎましたが、未だに未発表音源が発掘されたりして年に数回は話題に上がります。

ビル・エヴァンスのアルバムを語るのに、天才ベーシスト、スコット・ラファロらとピアノ・トリオの新しいスタイルを打ち出したリバーサイド4部作を抜きに語ることは出来ませんが、今回は長くなるので敢えて"抜きます"(笑)。happy02

今回ご紹介するのはビル・エヴァンス作品でも極めて"レア"な作品です。

あのビル・エヴァンスがエレクトリック・ピアノを弾いているんですから。
このアルバムを初めて見かけた時は自分の目を疑ったほどです。

70年代に多くのピアニストがジャズ界に電気楽器を導入したにも関わらず、ビル・エヴァンスは時代の波に乗る(流される?)ことなく、最期の最期までアコースティック・ピアノに拘っていたと勝手に思っていました。

人並み以上にピアノのスタイル、ジャズのスタイルそしてインプロヴィゼーションに拘った探求者というイメージだったので、ある意味信じていた奥さんの過去の浮気が発覚したような複雑な感覚に陥りました(笑)。coldsweats01

感覚的に"聴きたい!"と思った瞬間、手に入れないと気が済まない性格もあったのですぐさまに手に入れ、聴いてみたのですが、演奏が始まった瞬間、また驚きが。。。

聴こえて来たのはエレクトリック・ピアノとアコースティック・ピアノ、そしてストリングス。

それでもなお"ビル・エヴァンス"なのです。
広がった音空間は紛れもなくビル・エヴァンスの世界そのもの。

リリシズムの極みに到達しているこのアルバムは楽器というのはあくまで"手段"でしかなく、どんな楽器を使ってでも自分の世界観を表現することが可能であるということを教えてくれました。

たぶん後にも先にもビル・エヴァンスがエレクトリック・ピアノで録音したことは公式では無いと思います。

ビル・エヴァンスにとってもチャレンジだったのかもしれないですね。

それでもなお、"ビル・エヴァンス"であり続け、1980年に亡くなる数日前まで、腫れ上がった指でも人前でピアノを弾き続けた事を考えると、どんな条件であれ、最期までビル・エヴァンスだったという生き方は男性目線かもしれませんが、最高にカッコいいと思いました。

アルバム・ジャケットもクールでお気に入りの名盤です。

ビル・エヴァンス『フロム・レフト・トゥ・ライト』は、
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