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2021年3月24日 (水)

JAZZ名盤紹介:『ゲッツ/ジルベルト』



日差しが段々と暖かく感じるようになってきました。
暖かくなるとボサ・ノヴァを聴きたくなるのは自分だけでしょうか。
今日はボサ・ノヴァで超が付くほどの名盤をご紹介させていただきます。

サックスの名手スタン・ゲッツが、自身のキャリアにおいてボサ・ノヴァを取り入れたアルバム『ジャス・サンバ』が大ヒットし、本作へと繋がったのですが、調べていくとどうやらレコーディングはかなり緊迫感があったようです。

スタン・ゲッツが当時アメリカ在住のボサ・ノヴァ界の大物、ジョアン・ジルベルトを招いて、本場のボサ・ノヴァを録音しようとしたのですが、ジョアン・ジルベルトからすると、

「ちょっとボサ・ノヴァをかじったぐらいのやつが何言うとんねん」pout

っていう感じだったようです。

「本場のボサ・ノヴァを教えたろか」angry

ぐらいの感じで例えるならまるで“ジャズ対ボサ・ノヴァ”の異種格闘技戦レベルの雰囲気だったんじゃないでしょうか。

ジョアンがボサ・ノヴァをちゃんと理解していないスタン・ゲッツにポルトガル語で罵ったそうですが、スタン・ゲッツはポルトガル語を理解しなかったのが幸い、通訳はそのまま訳さず、なんとかその場をやり過ごしたそうですね。

1曲目の“イパネマの娘”もボサ・ノヴァの代表曲でありながら、実はジョアンの奥さんアストラッド・ジルベルトが飛び入り参加に近い形でレコーディングされたみたいです。

とりあえず唄ってみたぐらいのノリで唄ったあの曲がボサ・ノヴァのヴォーカル・スタイルの基本形みたいになってしまうんですよ。

そんな裏話は後から知ったのですが、結果このアルバムがボサ・ノヴァを世に広める大役を果たしたわけで、世の中何が起こるか本当にわからないものですよね。

アルバム全体を通じて聞き手が眠たくなるほどに心地良い8ビートが流れ、スタン・ゲッツの枯れたテナー・サックスがそこに絡む。

緊張感とは裏腹に“絶妙”という言葉がぴったりのアルバム。
これを聴かずにボサ・ノヴァは語れないというほどの名盤中の名盤。
気温が上がり夏が近づくにつれ、再生回数が増えることは間違いなしです。

これもアナログ盤までゲットして壁に飾りたくなる一枚です。

『ゲッツ/ジルベルト』は、
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